メタボリック症候群
あいまいなメタボリック診断基準
もともとメタボリックシンドロームは
Reavenという人が提唱したもので
内臓脂肪も皮下脂肪も
インシュリン抵抗性との関係が同等であることを指摘していました。
「内臓脂肪症候群」という
内臓脂肪だけがメタボリックシンドロームの
原因であるとする日本肥満学会の考え方は
非常に診断基準があいまいだとして
日本肥満学会が決定した腹囲の基準値などが
国際学会から否定されるという事態となっています。
日本人の肥満度は
3%程度であるとされていますが
日本肥満学会が決定した基準値にあてはめると
何と日本の中年男性の半数が
内臓肥満ということになり
約2000万人が
メタボリックシンドローム及び予備軍に
該当することになってしまうのです。
メタボリックシンドローム診断基準検討委員会は
「日本基準の決定に際してはIDF基準に協調した」
としていますが、
実際に検証したところ、
IDF基準と日本基準の一致度は、
男性では30%、女性では40%であり、
大半は矛盾していたという結果が出ています。
各方面から
日本肥満学会に対して
現行の基準を再検討する必要性が
指摘されているにもかかわらず
2007年10月19日
日本肥満学会は「腹囲基準値を修正しないと
発表しています。
アメリカ糖尿病学会(ADA)と
ヨーロッパ糖尿病学会(EASD)は共同声明を発表し
これまでのどの診断基準も欠陥だらけであることを認め、
個人に対しメタボリックシンドロームの
判断を下してはならない、としています。
日本では
2008年4月から
メタボリックシンドロームの概念を応用して
糖尿病などの生活習慣病対策を行うための
特定健診制度が始まります。
このような矛盾した状況の中で
どのようにして
生活習慣病対策を推進していくのでしょうか?

メタボリックシンドロームの診断基準が
こんなにも曖昧だったとは驚きですね!
これからの動向が注目されます!!
